電子書籍のメリット8選
電子書籍のメリットといえば「読みたい時にすぐ読める」ですが、他にも価格面や保管方法などでメリットがあります。
紙の本より安く買える・頻繁にセールがある
紙の本より安く販売されている電子書籍は、頻繁にセールなどがあるため、さらに安く購入することも可能です。
たとえば、モノクロ版漫画『ONE PIECE(ワンピース)』106巻は528円(税込)で発売されていますが、電子書籍サービスでは501円(税込)で購入できます。
さらにキャンペーン割引を利用できれば、501円からさらに安く購入できるため紙の本より断然お得です。
ただし、紙の中古本の方が安い場合もあるため、安く手に入れた場合はメルカリやブックオフなどもチェックしてみるといいでしょう。
発売日0時から買える・読める
紙の本は、地方在住だと運搬の関係で発売日より1日遅れで入荷される場合もあり、入荷されるのを待たないといけません。
しかし、電子書籍は住んでいる場所に関係なく発売日の0時からネット購入できるため、すぐに新刊を読めます。
また店舗に本の在庫がなく取り寄せてもらう場合もありますが、電子書籍であれば在庫に振り回されずに本の購入が可能です。
さらに新刊の自動予約機能がある電子書籍サービスもあるため、いつも新刊を心待ちにしている方は利用してみるといいでしょう。
文字や図表を拡大できる
電子書籍サービスの便利な機能として「文字のサイズ変更」や「拡大機能」があります。
この機能を利用すれば、老眼で困っている方や目の視力が弱い方でも小さな文字を読むことが可能です。
また図表も拡大して見られるため、論文などを読む方にも好評です。
「紙の本を読むのがしんどくなってきた」と感じる方こそ、ぜひこの機能を利用してみてください。
読み上げ機能があるので耳読できる
一部電子書籍サービスの便利な機能として「読み上げ機能」もあります。
読み上げ機能は、音声で文字を読んでくれるため「耳読」が可能です。
たとえば、料理や掃除、ランニングをしながら読み上げ機能を利用している方が多くいます。
ながら作業の片手間に便利な機能なため、ぜひ活用してみるといいでしょう。
近年は朗読された本を耳で聴くサービス「オーディオブック」も人気がありますが、電子書籍サービスは視覚からも情報収集できるため一石二鳥です。
場所を取らないので持ち運びが楽・外で読める
紙の本の一番のデメリットは「重さと場所をとる」ことです。
しかし、電子書籍であれば利用する端末の重さしかないため気軽に持ち運びできます。
電子書籍サービスを利用している読書好きの方に多いのが、外でも気軽に本を読めるため嬉しいという声でした。
「本を複数持ち運ぶのが重くて大変」「外でも気軽にもっと本を読みたい」という方こそ、電子書籍サービスを利用する価値があるでしょう。
ただし、外で電子書籍を読む場合は通信費がかかるため、Wi-Fiが利用できる場所で事前にダウンロードしておくのがおすすめです。
日焼けしないので管理が楽になる
窓から入る日差しで本が日焼けしたり、紙が折れたり、虫が寄ってきたりして本が汚れてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
その点、電子書籍であれば汚れる心配がないため管理が楽になります。
また本や漫画がどんどん増えていき「本棚に収まりきらない」ということもなくなり、保管場所にも困りません。
本をたくさん所有していると、引っ越しで「本や本棚がたくさんありお金が余計にかかった」という口コミも確認できます。
引っ越しを機に電子書籍に切り替えたという方もいるので、本や漫画好きな方にとって電子書籍サービスの利用はメリットが多くあるでしょう。
読みたい本を探しやすい
電子書籍は「検索機能」を利用すれば読みたい本が表示されるため、簡単に購入できます。
購入後も、電子書籍サービスアプリの「本棚」で簡単に購入作品を読むことが可能です。
さらに電子書籍サービスによっては、自分の好きなように本棚をわけたり、人に見られたくない本は非表示にできたりする機能があります。
紙の本だと家のどこにあるのかわからなくなったり、他の本に埋もれて探すのが大変だったりしますが、電子書籍であれば本棚機能があるため便利です。
同じ本を買うミスがない
本や漫画を購入して家に帰ると、同じ本をすでに持っていたという経験はありませんか。
口コミでも「また同じ本を買ってしまった」という声が多くありましたが、本や漫画をたくさん持っている人ほど、うっかり同じ本を買ってしまうミスをしやすいようです。
しかし、電子書籍であれば一度購入した作品は「購入済み」となり購入できないシステムのため、同じ本を購入するミスを防ぐことができます。
さまざまな電子書籍サイトを利用している場合は同じ本を買ってしまうこともあるようですが、それぞれの電子書籍サイトの本棚を確認してから作品を購入すればミスを防ぐことが可能です。
口コミからわかる電子書籍のデメリット7選
買いすぎてしまう
電子書籍のデメリットの1つは、紙の本より安く購入でき、保管場所に困らないため買いすぎてしまうことです。
口コミでは「割引キャンペーンなどでまとめ買いしてしまう」「置き場所に困らないのでたくさん買ってしまう」などの声がありました。
これは電子書籍のメリットでもあるのですが、つい買いすぎてしまう方には悩みの種かもしれませんね。
事前にいくら購入してよいのか金額を決めておくと、買いすぎを防止しやすいのでおすすめです。
中古本として売れない
読み終わった本や漫画をメルカリやブックオフなどで売ったことがある人や、中古本を買ったことがある人は多いでしょう。
書店のキャンペーンなどを除けば、新品の紙の本は定価販売しかされていないため、安く本をゲットしたい場合は中古本か読み終わった本を売ってコスト面を抑えるのが一般的です。
また、断捨離をして本を捨てるのがもったいないと感じる方も、中古本として手放すことができます。
そのため「電子書籍はいらなくなった本を売れない」との声がありますが、電子書籍は紙の本よりも安く購入できるため、置き場所を取らないので紙の本のように手放す必要がありません。
サービスが終了したら読めなくなる
紙の本はなくしたり汚したりしたら読めなくなりますが、電子書籍の場合は電子書籍サービスが終了したら利用できなくなります。
今までに購入した本がすべて読めなくなる可能性があるため、購入金額が多い方ほどデメリットを感じやすいでしょう。
過去に電子書籍サービスを終了した事例では、「ダウンロードで閲覧可能」にしたケースや、「他サイトへの引き継ぎ」「ポイント返金」などの対応をしています。
そのため、事前に利用する電子書籍サービスの対応をチェックしておくといいでしょう。
本を永久保存したい場合は、電子書籍と紙の本の両方を持っておくのが安全です。
端末の電池が切れたら読めない
外出先でも気軽に本を読めるのが電子書籍のメリットですが、利用している端末が電池切れすると電子書籍は読めません。
外では地図やネット検索などで電池を消耗しやすいため、いつの間にか電池切れしている場合もあります。
このデメリットは、モバイル充電器を持ち歩くことで防げますが、外出前にしっかりと充電しておくのもおすすめです。
パラパラ読みがしにくい
電子書籍よりも紙の本が好きな人の意見として「電子書籍は紙の本のようにパラパラできない」という声がありました。
パラパラ読みは簡単に本の内容を知りたいときに便利なため、普段からよくパラパラ読みをする方にとってはデメリットとして感じやすいでしょう。
紙の本ならではの読みやすさを電子書籍に求めるとデメリットを感じやすいですが、電子書籍もスムーズに読むことは可能なため、電子書籍ならではの利用方法を探してみてください。
人と貸し借りできない・布教(おすすめ)しにくい
電子書籍のデメリットとして「自分の好きな漫画を布教(ふきょう)しにくい」「買った本を人に貸せない」などの声が多くありました。
また人から借りた本や本屋でたまたま出会った本がきっかけで、新たな本に興味を持つ場合もあるため「知らないジャンルの本との出会いが減る」という意見もあります。
実際に、電子書籍には人と貸し借りできるサービスはありませんが、電子書籍サービスによっては「ギフト購入機能」で人におすすめの本をプレゼントできます。
またネット検索をうまく活用すれば本との出会いの幅を広げることが可能なため、意欲的に本との出会いを探してみるといいでしょう。
電子書籍化されていない作品は読めない
便利な電子書籍サービスですが、残念ながらすべての書籍が電子書籍化されているわけではありません。
そのため本のジャンルによっては、まだまだ書籍化が追い付いていない作品もあります。
自分の読みたい作品が電子書籍化されていない場合は、自分で紙の本を電子書籍にするのもおすすめです。
電子書籍と紙の本はどっちがいい?比較した場合のメリット・デメリット
以下は、電子書籍と紙の本のメリット・デメリットをまとめたものです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
電子書籍 | 安く買える 持ち運びや管理が楽 置き場所を取らない 「読み上げ機能」など便利な機能がある 身体的ハンディがある方でも読書できる |
人と貸し借りできない 電子書籍化されていない本もある サービスが終了したら読めなくなる パラパラ読みができない 端末の電池が切れたら読めない |
紙の本 | 紙の手触りや匂いを楽しめる 装丁を楽しめる コレクションできる 集中・記憶しやすい 人と貸し借りできる パラパラ読みができる |
本が重い 持ち運びが大変 置き場所を取る 紙が汚れる 日焼けする 虫が寄ってくる |
比較すると、紙の本のデメリットは電子書籍がカバーしており、電子書籍のデメリットは紙の本がカバーしているのがわかります。
利用方法や好みによってどちらが使いやすいのかわかれますが、どちらにも魅力的なメリットがあるため、自分に合った読書スタイルや目的に合わせて併用するのがおすすめです。
電子書籍のおすすめ活用方法
電子書籍をうまく活用すれば、手間や時間を節約できます。
以下は、実際に電子書籍を利用している方の活用方法5選です。
- 仕事の資料用に電子書籍を活用する
- 重要な図表を切り取ってアプリノートにまとめる
- 単語の意味がわからない時はすぐに検索機能を利用する
- 料理や掃除、通勤(通学)時に読み上げ機能を利用して勉強する
- 電子書籍の文章をコピーし英語翻訳にかけ、英語の音声読み上げ機能を使う
電子書籍が最も力を発揮するのは勉強においてです。
学生だけでなく社会人になっても勉強する機会がありますが、電子書籍には「読み上げ機能」「マーカー機能」「拡大機能」など便利な機能が多くあります。
それらの機能をうまく活用することで、より効率的な勉強スタイルを手に入れることが可能です。
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